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南アルプスの麓、森の中で“暮らし”と向き合う ~尾白の森名水公園 「べるが」~

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南アルプスの麓、山梨県北杜市の白州町にある白州・尾白の森名水公園「べるが」。

南アルプスは、ユネスコエコパークに登録されている地域。


ユネスコエコパークとは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的として、ユネスコが開始しました。ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏(MAB:Man and the Biosphere)計画における一事業として実施されています。 地域の豊かな生態系や生物多様性を保全し、自然に学ぶと共に、文化的にも経済・社会的にも持続可能な発展を目指す取り組みです。 ユネスコエコパークは国内で親しみをもってもらうためにつけられた通称で、海外では「BR:Biosphere Reserves(生物圏保存地域)」と呼ばれています。 世界のユネスコエコパークの登録総数は、119か国631地域、日本では2014年6月に正式登録承認された福島県只見地域、南アルプスユネスコエコパークを加え7地域が登録されています(2014年6月現在)

南アルプスユネスコエコパークより抜粋 
https://minami-alps-br.org/about.html

世界自然遺産が普遍的価値を有する自然地域を保護・保全するのが目的であるのに対し、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的としている。
つまり、自然を保護・保全するだけでなく、自然と人間社会の共生に重点を置いている、ということ。

私はこの、「共生」という考え方がすごく好きだ。
科学が発達し、私たち人間は自分たちの存在をともすれば「特別」かのように錯覚しがちだけれど、本来は人間も森にすむ動物たちと同じ生き物。
私たちは独自の進化と成長を遂げ、現代の社会を作り出したというだけのこと。それでも私たちは同じ命を持つ生物として、一方的な押し付けがましい意識ではなく、自然と、そこに生きる生物たちと、うまく共生・共存していくことが理想的な在り方なのではないか、と。

心地よいと感じる自然との距離感は、人それぞれ。
「べるが」はその距離感を、ある程度選ぶことができる便利な施設。
バンガローで快適に暮らすもよし、テントを張ってみるもよし。電源の有無も選ぶことができる。

我が家はテント派。OGAWAのApollon(アポロン)。
キャンプの楽しみのひとつに、道具選びがある。キャンプ道具は美しい。
軽さ、持ち運びの良さ、使い勝手の良さ、耐久性、その他諸々の機能美を兼ねそなえた、シンプルで無駄のない造形美。その中にピリっと効かせた遊びゴコロ、作り手の主張。私の大好きな世界観。見ているだけでワクワクする。

…キャンプ道具について語りだすと長くなるので、この話はまたの機会にするとしても、必要最小限の「道具」と暮らす数日間。その暮らしを快適でワクワクしたものにするために、道具選びは大切。

キャンプでは、暮らしの小さなあれこれがちょっとしたアトラクションになる。
暮らす拠点を整えるとか、食事を作るとか、食べるとか、眠るとか。コーヒーを淹れるという、ただそれだけのことも。アウトドアで、いつもより手間暇をかけて準備をして、お気に入りの道具を使ってやることすべてが、ワクワクして楽しい。

日常であれば、つまみを回せばガスコンロの火がついて、蛇口をひねれば水が出る。お湯だって出る。
キャンプ場では、まず火を熾す。水を汲みに行く。「べるが」には天然水を汲むことができる水汲み場があって、森の小道を少し歩いて水を汲んでくる。その道のりに、小さな生き物を見つけたり、鳥のさえずりや風が木々の葉を揺らす音に耳を傾けたりする。
3歳の長女が木々を見上げて言った。
「はっぱとかぜのこえがするね、ざざざって。」

大人のキャンプなら、あえて何もしないのもいい。現代人は、ぼんやりするのが苦手な人が多いけれど、何もしない時間というのはすごく贅沢だ。もしくは、コーヒー片手に読書をするのも素敵。なんにしたって、のんびり、ゆったり、過ごしたい。

厳選した好きなものに囲まれて、美しい空間で、手間暇をかけて、ゆったり暮らしを楽しむ。自分の中に豊かさを育んでいくような、そんな暮らしができたらいいな。

でもまぁ本格的にその域に達するのは、子どもたちが成長した後の楽しみに取っておくとして、ファミリーキャンプは子どもたちと一緒に「遊ぶ」を楽しもう。

>>「べるが」で遊ぶ。水遊び、ニジマス釣り、公園遊び。

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